近況報告

寿都診療所の平野です。

20120619

 私の寿都勤務ももうすぐ2年になろうとしています。微力ですが、患者さんや町民の皆さん、診療所スタッフの少しでもお役に立てるように日々活動しています。

 最近の取り組みとしては、患者さんに対するcheck upの導入。Check upというと何?と言われる方もいると思いますが、これは、年に1回の健診的な血液検査や心電図、レントゲン検査や全身の身体診察のことです。

 患者さんは毎月受診して診察、検査してもらっているから、健診は必要ないと思っている方もいらっしゃいます。しかし、それは受診している疾患についてはみているが、特定健診などの健診を受けていなければ、健診的な検査はあまりされていないことが多く、今回、このようなシステムを導入することによって患者さんの体調管理をより一層しっかりと行う事ができるようになると考えております。

 2年前まで勤務していた本輪西ファミリークリニックでは、もうすでに導入されていたのですが、今回、新たに寿都にも導入することになり、新たな事を始める事は容易ではないと改めて感じました。当然医師だけで出来る事ではないので、診療所スタッフにその概念の説明をし、どのような検査項目で、そのような流れで行うのか問題点をスタッフと話あい、現在導入に向けての最終段階を迎えています。

 一緒に働く仲間である診療所スタッフと協力し、このシステムを寿都でもうまく導入し、患者さん、町民の皆さんの健康管理、健康維持増進に少しでも寄与出来ればなと感じています。