S3 on-line FaMReF
こんにちは。後期研修医3年目でチーフレジデントの加藤光樹です。
ここでは先日実施したS3 on-line FaMReFについてご紹介したいと思います。
FaMReFはFamily Medicine Resident Forumの略称であり、家庭医療後期研修医が家庭医らしい学びを共有するための勉強会です。on-lineとはテレビ会議システムを用いて各サイトのレジデントと学びを共有することを、S3というのは後期研修医3年目が対象であることを意味します。
現在は学年別の学びの共有にon-line、学年横断的学びの共有にon-site(レジデントが1ヶ所に集まって勉強会を年6回)という体制で実施中です(来年度は若干内容の変更も検討中です)。
共有内容は「近況」、「研修状況」、「前回目標の確認」、「Disease面で深い学びがあった症例」、「Illness面で深い学びがあった症例」、「できなかったこと」、「できたこと」、「内省」、「次回までの目標」です。
先日私が発表したのは紹介する過程においてプロフェッショナリズムを意識した対応が要求され、診療所医師内でSignificant Event Analysis(※注:重大な事例に関わった医師が同僚やチームとともに経験を省察することで今後の改善に繋げる手法で特にプロフェッショナリズム教育において重要視されている)を実施した症例を共有しました。
様々なコメントをもらい、自分では気付かなかった視点やさらに深い学びが得られ大変有益でした。
こんな感じでon-line FaMReFは毎月、on-site FaMReFは2ヶ月に1回実施して学びを深めています。こうした充実した研修環境に感謝です。次回以降ではon-siteの様子も報告できたらと思います。ではでは。