【F1】診療「継続性からの視点②~報告とディスカッション(草場先生)」 2020.12.03(髙石)
<内容>
本日は9月10日にレクチャーを受けた「継続性」について、事後課題として「これからの診療の中で、苦悩の言葉を語るような患者を特に意識しながら、あえて『共感』を示したり自己開示等を行い、意義を感じたケースやうまくいかず辛かったケース」をお互いに報告しあい、ディスカッションを行いました。
3人それぞれが、「共感」や「戦友関係」を意識しながら、患者に関わった事例が報告されました。
終末期事例、MUS事例、コロナ禍に関わるような事例などが報告され、各々が良い声掛けや関わりをしている様子も垣間見れました。
<学び>
・ずっと診ているだけでは継続性は深まっていかない。一緒に課題を解決していく姿勢が大事。
・MUSでドクターショッピング後に受診した人には、「どうしてここに来たのか?」を確認しておくことが大事。
・終末期は短期決戦であり、その中で多くの問題に向かい合う必要がある。そこで関係性を気付けるかは意識すべき。
・烙印が押された患者には、「それはひどいですね」と言うことも共感の1つ。
<感想>
人が変われば、患者への関わり方も変わる。
診療や声掛けへの気遣いなども、3人それぞれ違いがあり、ディスカッションも盛り上がりました。
やはり継続性は家庭医療で大事な視点だなと感じました。
※フェロー2年目になっても、この「継続性」に関する報告と草場理事長とのディスカッションは続いていきます。
★このような家庭医療診療の継続性に関する深い部分を、PC学会理事長でもある草場先生を交えてディスカッションできるなんて、HCFMのフェローシップはなんて贅沢なんでしょうか(宣伝・・・)★