【F1】診療(基礎)「家族志向型ケア応用編 報告とディスカッション(佐藤先生)」2020.12.03(黒岩)

<内容>
家族志向型シリーズの第二弾.
前回はレクチャーでしたが今回は家族志向型ケアを行った症例をもとにディスカッションです.

1)在宅療養希望が強い終末期癌の夫を介護する妻へのケア
2)明らかに介護負担が強いのに困り感を出さない介護者へのケア

<学び>
・負担をかけるのも夫なら,負担を取り除くのも夫かもしれない.:介護者に負担をかけているから,ショートステイなどを利用して一時的に両者を離す策ばかりを考えていましたが,患者本人の本当の気持ちや妻への感謝の言葉を引き出すことで妻をエンパワーメントできるかもしれません.
・家族志向型ケアのマネジメントプランについても源家族が影響する.:上記の案が思い浮かばなかったのは,私の源家族(自分や親の夫婦のあり方)が影響しているかもしれません.
・答えは家族の中にある:家族が気づかずうまくやっているところを指摘して言語化してもらうことで,その家族のもつ強みが明らかになります.ききだすコツはRespective curiosityだそうです.

<一言>
・視点を変えることでいろいろな見方ができることをまた実感しました.
・「答えは家族の中にある」を意識して他のスタッフの視点も参考にしながら家族について考えていきたいと思います.

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